時間か成果か?ビジネスパーソンの新たな選択肢
- 投稿者
- 1月24日
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昨今、ワークライフバランスが重視される一方で、ビジネスパーソンには成果を出すことが一層求められる、なかなかつらい時代だ。
働く時間を減らしつつ成果を上げ続けることは難しいと感じている社会人は多いように思える。
日本の組織や会社員には、特有の考え方があるのではないでしょうか。以前よりは減ったと思うが、いまだに多くの社会人が時間を成果と考えているように感じる。要するに「会社のために!」と思い込み、いかに頑張ったかをアピールする。そして、頑張りに応じた見返りがないと、「会社は私の頑張りを見ていない」「評価制度が悪い」などと主張する。
しかし、組織が個人に最も求めているのは、個人の能力の最大限の発揮と成果なのだろう。このギャップがミスマッチを引き起こしているのだと思う。
「人の2倍行動すれば勝てる。」
この言葉には、行動量と成果の関係性を強調する重要な意味が込められている。行動量を増やすことで、他者との差別化や競争において優位に立てるという考え方だ。
個人的には、この言葉は結構真理を突いているのではないかと思う。20代で圧倒的な行動をしている人は成長していると感じるし、年齢を重ねたときに、その差がかなり現れているように思う。
だが、時代は変わった。今では、時間という行動量よりも、成果という別の価値観が求められる必要があると最近特に感じる。
ワークライフバランスを「制約」ではなく「武器」として意識を変えてみてはどうだろうか。生産性を高めるためにテクノロジーを活用し、やらないことを決めることが重要だ。例えば、以下のような方法がある。
- ITやAIを導入して短時間で成果を上げる
- 報告だけの無駄な会議をなくし、本質的な業務に集中する
実際に、Teams会議で数十人が集まる中、誰も発言せず、会議以外のことをしている場面をよく見かける。決まったことを伝えたり、宿題事項や担当、期限を明確にし、ツールを活用してフォローアップするだけでも、効率化と成果の見える化がかなり進む。
興味深い生産性向上の考え方があったので、備忘として記しておく。
- グローバル化を進め、時差を利用した24時間体制での成果を実現
- 特定分野に特化し、高い技術力で成果の量を上げる
- 思い切って短時間労働にし、従業員の幸福度と単位時間あたりの収益性を向上させる
これらは、今後の検討に値する面白いアイデアだ。
ワークライフバランスが競争力を損なうわけではないとは、まだ言い切れない。しかし、以下のような工夫を取り入れれば、競争力を向上させることができるかもしれない。
- 行動量を減らす代わりに「質」を向上させる
- 一点集中戦略を採用し、選択と集中を徹底する
- テクノロジーを活用して労働効率を最大化させる
また、腹落ちする「成果」に基づく評価方式を導入し、少ない時間で大きな結果を生み出すための仕組みや体制を整えることが、今後ますます重要になりそうだ。




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