働き方よりも「何を生み出せるか」を大切にする理由
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- 2月7日
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採用活動を通して見えてきた、私たちの仕事と組織への考え方
最近、事業拡大に伴い採用活動を進める中で、さまざまな方の経歴や思いに触れる機会が増えました。その中で改めて、私たちが仕事や採用において何を大切にしているのかを、きちんと整理して言葉にしておきたいと感じています。
私たちの会社は、まだ設立して間もない会社です。正直に言えば、企業としての信用力も高くはなく、他社と比較したときに将来性を感じにくいと受け取られることもあると思います。そのため、現時点では「多くの人に選ばれる会社」ではないのかもしれません。
それでも、こうした状況の中で当社を選び、応募してくださる方がいることには、心から感謝しています。
私たちは、いわゆる「フルリモート可能」といった聞こえの良い言葉を、採用のアピールポイントとして前面に出してはいません。
それは、この言葉が当社にとって本質的ではないと考えているからです。
私たちの事業はITのサービス業であり、何よりもお客様に合わせることを大切にしています。
結果として、お客様の働き方がフルリモートであればそうなりますし、出社が必要であればそれに対応する。
働き方は目的ではなく、あくまで結果だと考えています。
実際にお客様から、「当社に何を期待しているのか」「どんな点に魅力を感じているのか」を伺うと、次のような声をいただくことが多くあります。
困っている状況を打開してくれそうな期待感がある
顧客に寄り添った対応をしてくれる
仕事に対して責任感があり、真面目な人が多い
要望を一度受け止めたうえで、できること・できないことを正直に伝えてくれる
会社の雰囲気が楽しそう
これらの声を通じて、私たちは「組織に属することの意味」について、改めて考えさせられました。
世の中には数えきれないほどの会社があります。もし、その組織の考え方や価値観に共感できないのであれば、無理にそこに居続ける必要はないのかもしれません。
「生活のため」という理由ももちろん大切ですが、それだけを理由に働き続けることが、必ずしも最善とは限らない時代になってきたと感じています。
今は、会社も個人も以前よりずっと対等な関係になりました。会社に属さず、個人として働くことも十分に可能な、選択肢の多い時代です。
だからこそ、これからは「リモートか出社か」といった働き方の違いそのものは、徐々に焦点ではなくなっていくと考えています。それよりも、「あなたは何ができる人なのか」「何をしたい人なのか」という点が、より強く問われるようになるでしょう。
AIがこれだけ進化した今、副業は特別な挑戦ではなくなりました。会社に属し、その報酬だけに依存することをリスクだと捉える人が増えているのも、自然な流れだと思います。
そして重要なのは、単にスキルの種類が多いかどうかではありません。
AIという強力な知識基盤が生まれたことで、環境の変化を捉え、自分に求められている役割を理解し、必要に応じて自分自身を変えられるかどうかが、これまで以上に重要になってきています。
もはや肩書きだけで評価される時代ではありません。「何を生み出せるのか」「どんな価値を提供できるのか」が、評価の軸になってきていると感じています。
採用の場面では、「この会社に入ったらどのような教育を受けられるのか」「先輩社員が手取り足取り教えてくれるのか」といった質問をいただくこともあります。
もちろん、最低限のサポートや環境づくりは大切です。
一方で、教えてもらうことを前提にし、自ら学ぼうとする姿勢がなければ、成長は難しい時代になっているとも感じています。
今では、多くの知識や情報は自分で得られる環境が整っています。そのことに、より自覚的である必要があるのではないでしょうか。
おそらく2030年頃までには、会社に依存しない働き方を選ぶ人はさらに増えていくでしょう。そうした人たちは選択肢を持ち、「やること」と「やらないこと」を自分で決められるようになります。一方で、選択肢を持たないまま働く人は、不満を抱えやすくなってしまうのかもしれません。
幸せそうに仕事をしていない人が多いと感じる今だからこそ、自分で「何をやるか」を決める力を身につけることが大切だと思います。成長し続け、やりたい仕事を選べるようになり、一緒に仕事をした人から信頼される存在になる。その先に、自己実現があるのではないでしょうか。
やりたいことだけをして暮らせる人は、決して多くはありません。
それでも、自分が関わっている仕事の意味や社会的意義を理解し、誇りを持って働くことはできるはずです。
私たちは、働き方そのものよりも、「何を生み出せるか」を大切にしたい。
そして、そうした価値観に共感してくれる人と、一緒に仕事ができたら嬉しいと考えています。



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