行動が未来を変える:採用と成長における70:20:10の法則
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- 2月4日
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当社も最近、新卒採用および中途採用活動を本格的に始動しています。
求職者については、採用試験を受けるにあたり、さまざまな準備をしていると思われます。
企業が求めていることは、新卒なら学歴、中途なら実績や会社へのフィットなど、いろいろな要素があります。
多くの企業が中途採用に求めていることは、以下のようなポイントではないでしょうか。
ビジョン、理念の共感
カルチャーフィットやトップマネジメントへの共感
何ができるのか(自身の能力や組織への貢献)
何がしたいのか(未来への意志)
新卒には必ずしも当てはまらないかもしれませんが、このポイントをしっかり考えて転職活動をすることで、自分にフィットした職場を見つける近道になるのではないでしょうか。
求職者から聞かれることとして印象的なのは、御社の教育についての考え方です。
個人的には、「成長は自らするもの」であると考えています。ただし、教育の機会を準備することは非常に重要ですし、今後さらに取り組んでいきたいと思っています。
ここで、ロミンガーの70:20:10の法則について触れてみたいと思います。この法則は、企業や組織での人材育成や能力開発の理論であり、スキルを習得するプロセスを表しています。
具体例を挙げると、以下のようになります。
①70% 実務(On-the-Job Learning)
・人は新しい知識やスキルの70%を、実際の業務経験や挑戦的なタスクを通じて学びます。例: プロジェクトに参加する、新しい業務を担当する、問題解決を求められる場面で学ぶ。
②20% フィードバックや人間関係(Social Learning)
・学びの20%は、他者との関わりやフィードバックから得られるものです。例: メンターとの会話、同僚との議論、リーダーシップやアドバイスの受け取り。
③10% 公式な学習(Formal Learning)
・残りの10%は、研修やセミナー、本を読んだり資格を取得するなどの形式的な学習から得られるものです。例: オンラインコース、ワークショップ、教科書による学習。
この法則を知らない方は、少し驚かれるかもしれません。
それは、「学習してからでないと新しいことを業務で対応するのは難しい」と考えている方が多いためです。
ですが、実際には、わからないなりにチャレンジしたり行動したりすること、先輩に気軽にアドバイスを聞ける環境があることが重要です。
また、失敗から学び、同じことを繰り返さないよう自ら考えることも必要です。
さらに、自分では気づかない行動や悪い癖について、他者からフィードバックを受けることによって、成長速度が大きく変わると思います。
最近では、「考えることも重要だが、行動から学べ」と言われることが多いのではないでしょうか。
実際に体系的な座学を学ぶことは大事ですが、実務を通じて経験を積んだ後、体系的にまとめられた本や資料を学ぶことで、より深い気づきが得られ、効果的だと個人的には感じています。
何もわからない状態で座学をするよりも、効果が大きいのではないでしょうか。
読んでも使わなければ、すぐに忘れてしまいますからね。
皆さんも、まずは行動してみるのはいかがでしょうか。
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