感情は“身体からのメッセージ”──不安・焦り・苛立ち・嫉妬をどう受け止めるか
- 投稿者
- 4月21日
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人間は誰でも、不安になったり、焦ったり、苛立ったり、嫉妬したりする生き物です。
こうした感情は、すべて身体からのメッセージです。しかし、正しくそのメッセージを受け取れていない人も多いのではないでしょうか。
今回は、私自身がどのようにその“感情”というメッセージを受け止めているかをお伝えしたいと思います。誰かの気づきや安心につながればうれしいです。
■不安を感じるとき
何かに不安を感じるとき、その多くは「情報不足」からくるものだと考えています。
人は物事の見通しが立たないとき、不安を覚えるものです。だから、同じ出来事でも不安になる人とならない人がいるのは当然のこと。
不安を感じない人は、その経験があるか、全体を把握できているから。逆に、何が起きるかわからない人ほど、不安に襲われやすいのです。
つまり、新しいことに挑戦するときは、できる限り情報を集めて準備することで、不安を軽減できるということです。
■焦りを感じるとき
焦りの正体は「準備不足」と「時間の見積もりミス」にあることが多いです。
タスクや目標に対して準備が足りていないと、どうしても時間が足りなくなり、心の余裕を失います。人間ですから、ギリギリになって動き出すのも無理はありません。
でも、事前にきちんと準備をしていたときは、不思議と焦らないものですよね。
「わかってはいるけど、できない」──それもまた人間らしさかもしれません。
■苛立ちを感じるとき
精神的・時間的に余裕がないとき、人は些細なことにもイライラしてしまいます。
私自身も、余裕がないときにはつい苛立って自滅してしまうことが何度もありました。
最近は、苛立ちを感じたときは「無理に結論を出さず、口を開かない」ように意識しています。
理由は、余計な一言を口にしてしまうから。その一言が、人間関係を壊したり、のちのち不利益を招いたりすることがあるからです。
何を言うかよりも、「何を言わないか」。その方が大切な場面も多いと思います。
気持ちが落ち着いたら、次のタイミングで最善の言葉や対応ができるように準備しておく。そのくらいの距離感でいいのかもしれません。
■嫉妬を感じるとき
自分の価値を認められていないと感じるとき、または自己肯定感が下がっているとき、他人の成功が「脅威」に見えることがあります。
そして、この感情が出てくるときは、たいてい自分が何かに本気で取り組めていない時期です。言ってしまえば、「暇なとき」に湧き上がる感情とも言えます。
チャレンジしていたり、夢中で頑張っていたりするときは、後悔も少なく、むしろ他人の成功を見て「自分も頑張ろう」と思えるもの。
だからこそ、今この瞬間に集中して、アクティブに行動してみる。その積み重ねが、きっと自分の軸を強くしてくれます。
■新しい環境で感情が揺れるときに
4月は、新社会人としてのスタートや部署異動など、新しい環境に飛び込む機会が多い季節。そんなとき、不安や苛立ちといった“感情の揺れ”が生まれやすくなります。
でも、それらの感情の正体や背景を少しでも理解できれば、心が安定するきっかけになるかもしれません。
新社会人の方や、新しい環境にいる方は、ぜひ意識してみてください。
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